Forbidden Love~どうか私に鏡を下さい。





それからも、イザベラさんはどんどん回復して行った。
そして、ついに魔力も完全に復活した。



「いいかい。あんたはただ座ってるだけで良いからね。」

「はい。」

ついに、ジョゼットさんが元の姿に戻る日がやって来た。
目を閉じて椅子に座るジョゼットさんの前で、イザベラさんは呪文を唱える。



「あっ!」

ジョゼットさんの周りを空気の揺らめきみたいなものがとりまいて…



「わ、わあっ!」



椅子に座ってたのは、明らかに男性。
品が良く、肌が綺麗で、しかも、すごいイケメンなんですけど~



「あぁ、やっぱり子供の頃の面影があるよ。」

「もう、終わ…あ、声が…」

顔だけじゃなく、声もすっかり男性になっていた。



「無事に終わったよ、そこの鏡で見てごらん。」

立ち上がった王子は、背も高くなっている。
着ていたドレスの裾が短くて、ちょっと笑いそうになってしまった。



「あ、ちょっとお待ち。」

イザベラさんが、王子の着ていたドレスを撫でたら、男性の着るシャツとズボンに変わった。



王子は、鏡の前で自分の姿を見て、びっくりしている。
私もびっくりだよ。
ジョゼットさんが、こんなにカッコイイ王子様だったなんて。
魔法じゃなくて、真のイケメンだったんだね。
だから、女性になってもあんなに綺麗だったんだ。