Forbidden Love~どうか私に鏡を下さい。

その後もイザベラさんが何度か来てくれて、私はただただ眠って、時を過ごした。
あれから何日経ったのかもよくわからない。



「梓、起きるんだ。」

「え?」

「さぁ、行くよ。」



イザベラさんに手を握られ、転移した先は、王の間だった。
玉座にはジョシュアさんと先代の王様がいた。



「梓、大丈夫ですか?」

「は、はい。」

「そなたには、辛い想いをさせてしまったな。すまない。」

「え?えぇっ?」

どうなったんだろう。
私は状況が飲み込めず、混乱していた。



「梓、もう心配はいりませんよ。」

「ど、どういうことですか?」

「おばあさんのお手柄です。」

「おばあさん…の?」

ジョシュアさんは微笑み、ゆっくりと頷いた。
そして、話してくれた。



先代の王様の容態を治すために生贄を召喚したのは事実だった。
ただ、そのことを先代の王様は知らなかったらしい。
サーマリーさんの独断だった。
そして、問題はその先だ。
容態を治すのは先代の王様ではなく、チャールズに設定されていたらしい。
それを書き換えたのは、助手のロザリーだった。
ロザリーには病気の母親がいて、治療に金がかかるため、金を貰う代わりに、以前からチャールズに与していたということだった。