Forbidden Love~どうか私に鏡を下さい。





「お疲れ様です。」

「お疲れ様です、ジョシュアさん。」

リハーサルは、滞りなく終わった。



「あ、あの…今、少しお時間はありますか?」

「はい、大丈夫ですよ。」

「あの…少しお話があるんです。」

「なんですか?」

「じ、実は……」

言い難い話だったけど、思い切って話した。



「そんなこと、気にされることはありませんよ。
私は梓さんがどんな顔でも、気持ちは変わりません。」

「ジョシュアさん…」

ありがたい言葉だけど、理想と現実は違うんだよ。
知らないよ。



「梓さんがどうしても気になるのなら、今からおばあさんのところへ行きましょう。」

「は、はい。」



私達は、早速、おばあさんのところへ向かった。



「どうしたんじゃ?」

「実は…」

私は事情を話した。



「そうか、わかった。」

おばあさんは呪文を唱え、私の顔と髪に優しく触れた。



「おぉ…」

ジョシュアさんはかなり驚いた様子だ。
ほらね。
理想と現実は違うんだよ。



「……なんと可愛らしい。」

「へ?」

「それに、なんと美しい髪なのでしょう。」

ジョシュアさんはうっとりとした顔で、私をみつめていた。
そんな馬鹿な…
ジョシュアさん、マニアなの??
でも、良かった。
とりあえず、嫌いにはならなかったみたい。
私はホッと胸を撫で下ろした。