Forbidden Love~どうか私に鏡を下さい。

「あの…鏡の事、そんなに気にしないで下さい。」

「でも、梓さんは元の世界に帰りたいのでしょう?」

「はい、帰りたいです。
でも、ジョシュアさんが無理をされることはありません。
鏡はまた他の所で探します。」

「ですが、思うような鏡はなかなかみつからないですよ。
この機会を逃したら、もうみつからないかもしれません。」

「それでも構いません。
ジョシュアさんは、本当に好きな方、信頼出来る方とご結婚なさって下さい。
イザベラさんやおばあさんのことも大切にして下さる優しい方と。」

「本当に良いのですか?
鏡のことより、私の気持ちを優先して…」



ジョシュアさん、そんなに真剣に鏡を探してくれてたんだ。
そう思ったら、胸が熱くなった。
今まで、こんな人いなかった。
私のことをこんなに考えてくれる人なんて…



「もちろんですよ。
ジョシュアさんのお気持ちを最優先にして、良いお妃様をお迎えになって下さい。」

「梓さん、ありがとうございます。」

ジョシュアさんは、瞳を潤ませていた。
きっと鏡のことが相当プレッシャーになってたんだろうね。
なんだか申し訳なかったね。