Forbidden Love~どうか私に鏡を下さい。

おばあさん達は、暗い顔をしてお酒を飲む。



そんなことになったら、このお屋敷も追い出されるかもしれないね。
そうなったら、おばあさんの家に戻るしかないか。
私は住まわせてもらえるのかな?



今日は、ドレスのおねだりをしようと思ってたけど、とてもそんなことを言える雰囲気ではなかった。



「ところで、ロザリーの件はどうなった?」

「それがすぐに転移するから、追いかけられんのじゃ。」

「糸の魔法を使ったらどうだい?」

「なるほど。糸か…子供の時以来使ってないから、すっかり忘れておった。
ようし、次はそうしてみよう。」

私にはまるでわからない話だった。
聞いてみたら、転移する人に見えない魔法の糸を付け、それを辿って転移先を突き止める初歩的な魔法らしい。



「私は男の所に行ってると思うよ。」

そうかなぁ?ロザリーさん、真面目そうな人だったけどなぁ。
まぁ、人は見かけによらないとも言うからね。



「なら、賭けるか?
ロザリーが男と会ってるかどうか。」

「よし、100サリー賭けよう!」

「わしは違う方に賭ける。
おまえさんも賭けるか?」

「私はお金を持ってないから、やめときます。」

100サリーっていうのがどの程度のお金なのかわからないけど、二人はけっこう楽しそうだ。