Forbidden Love~どうか私に鏡を下さい。





「王様が来られました。」

「は、はい!」



それからも、ジョシュアさんは度々、家を訪れた。
忙しいはずなのに、大丈夫なのかな?
お茶を飲みながら、他愛ない話をするだけだけど、それがけっこう楽しいんだ。



「とても美味しいです。」

「それは良かったです。」

今日は、桃に似た果物を甘く煮たものをジョシュアさんが持ってきてくれた。
香りが良くて、実は柔らかく甘くてとても美味しい。
こっちに来てから、甘いものはほとんど食べてないから、本当に癒される。



「毎日お忙しいのでしょう?」

「はい、ゆっくりする時間がありません。」

「こんな所に来て、大丈夫なんですか?」

私は気になっていたことを質問してみた。



「ここへ来て、梓さんとおしゃべりをするととてもほっとするんです。
お喋りした日は、勉強もはかどるんですよ。
どうもありがとうございます。」

「いえ、私は何も…
私の方こそ、楽しく過ごさせていただいてます。」

「本当ですか?私が来て、ご迷惑ではありませんか?」

「まさか!迷惑なことなんてありません。
とても嬉しいです。」

私がそう言うと、ジョシュアさんは、可愛い笑みを浮かべた。
あれ?嬉しいなんて言って良かったかな?
でも、本当のことだから。