Forbidden Love~どうか私に鏡を下さい。

でも、嬉しかったのも事実。
やっぱり、かっこいいからかな?
それに、今日は鏡のことも言えたし、良かったよ。
お城の宝物庫にでもあると良いなぁ。







やがて夜になり、おばあさんとイザベラさんが帰って来た。



「なんと、王子が!?」

「よく時間があったもんだね。」

「王様って、そんなに忙しいんですか?」

「王子は今まで帝王学を学んで来なかった。
それだけでも、勉強が大変みたいだよ。」

そうなんだ。
確かにジョシュアさんには20年程のブランクがある。
イザベラさんはいろいろ習い事をさせてたみたいだけど、それでも足りないことがたくさんあるんだね。
特に帝王学なんて、教えてくれるところはないだろうし。



「そういえば、王子のお妃にはオテロの姫様が濃厚らしいぞ。」

「そうなのかい?」

「ああ、今、各国の姫様達の生まれた日を照らし合わせ、王子と一番合う姫様を選んでおる所なんじゃ。」

えっ!結婚相手を占いで決めるの?
それも宮廷魔道士の仕事なのかな?



「オテロの姫様って、どんな子なんだい?」

「さぁ、見てないからわからないけど、器量はそこそこ良いみたいじゃな。」

「あの子には、器量よりも優しくて良く気の付く明るい姫様をもらってほしいね。」

イザベラさんがしみじみとそう言った。