Forbidden Love~どうか私に鏡を下さい。

「あ、そうだ。
近々、舞踏会が開かれるらしいです。
皆さんもぜひ来て下さい。」

「舞踏会?こんな婆さんが行っても仕方なかろう。」

「私はダンスなんて踊れないよ。」

「まだ日はありますから、それまでに覚えれば大丈夫ですよ。
それに無理に踊らなくても、雰囲気だけ楽しめば良いでしょう。
梓さんも、ぜひ来て下さいね。」

「え…は、はぁ。」



お城の舞踏会…いかにも、な感じだね。
確かに興味はあるよ。
でも、ダンスは踊れないな。
ワルツくらいならなんとかなりそうだけど。
そもそも、ここのダンスと私の世界のダンスが同じかどうかもわからないし。



「気晴らしに行ってきたらどうじゃ?」

「どこかの貴族に見初められるかもしれないよ。」



(えっ!?)



そうか!舞踏会には、貴族もたくさん来るんだ!
だったら、特に裕福な貴族と親しくなって鏡のことを話せば…
わぁ、道が開けてきたかも!
そうだよ、私、今、魔法で可愛くなってるんだから、絶対モテるはずだし。



「あ、あの…私、ダンスを習いたいです!」

「わかりました。すぐに手配しますね。」

私の胸は大きな期待で膨らんでいた。