Forbidden Love~どうか私に鏡を下さい。





「とりあえず、しばらくはここにいて下さいとのことです。」

私達が連れて行かれたのは、町のはずれの御屋敷だった。
古いけど、おばあさんの家とは比べ物にならない、広いお屋敷だ。
メイドさんが二人と料理人とその助手が、着いてきた。



「これからすぐにお食事をご用意しますから、お待ちください。」

料理人はそう言い残し、台所に向かって行った。
食材なのか、助手はたくさんの荷物を抱えていた。
メイドさん達は窓を開け、ほこりをはたいて忙しなく動きまわる。



「えらく立派なお屋敷だね。」

「貴族が住んでたのかね。」

部屋数もたくさんありそうだし、家事もやってもらえるみたいだし、快適だね。



そのうち、メイドさん達が、お茶を運んで来てくれた。
なんだか、とても高そうなカップだ。



「良い香りだね。こりゃ、高級な茶葉だよ。」

「この茶菓子も美味しいよ。」

確かに高級だ。
私がお城にいた時にもお茶は飲んだけど、これはさらに高級な味がするよ。
なんたって、王子がいるからね。
最高級品が使われるんだろうね。



その後、出て来た料理も、今まで見たことないような豪勢なものだった。
あぁ、やっぱりジョシュア王子は高貴な人なんだなって、改めて思ったよ。