始まりはまだ幼い子供の頃だった。

その頃私は関東に住んでいるおばあちゃんの家に来ていた。

久しぶりに来たおばあちゃん家はほんとうに楽しかったことを覚えている。

確か、まだ謎とは言えないほどの小さな疑問を抱いたのはこの頃だ。

おばあちゃん家に来て2日目くらいたった頃、一人の女性と中学生か小学校高学年ぐらいの男の子が来た。

私は妹2人の3姉妹の長女として育ったためか、お兄ちゃん、お姉ちゃんという存在にあこがれていた。