「陸くんのあの笑顔初めて見たかも!」
「あれは反則じゃない?!」
「俺も惚れそうだったわ…」
「お前何言ってんだよ!」
「陸くん、好きな人いるんだね」
「それってやっぱり芸能人なのかな?」
みんなが陸くんの話で持ちきりだった
陸くんのたった一言でこんなにみんながソワソワするんだね
やっぱりすごいや…
私と陸くん、そして春くんだけが取り残される
何話そう…
私は考える
「そんな子が陸にもいたんだな」
春くんが私を挟んで陸くんに聞いている
周りで私たちの会話を聞いている人はいない
「まぁね、僕だって男の子だからね
恋をしないわけじゃないよ」
春くんに笑いかける
その笑顔はいつものみんなに見せる笑顔だった

