その一言で陸くんが言う決心がついたらしい
まさか私って言わないよね?
そしたら私が隠そうとしていたことが無駄になっちゃうよ?
私は陸くんの顔を見る
私たちの周りにいる人たちが静かになる
「いるよ」
陸くんが話す
「へぇ〜…陸くんにも好きな人がいるのね…」
花梨が少し驚いたように言った
「それってどんな子なの?」
衣生くんがさらに聞く
この2人すごいなぁ…
みんなが聞きたいと思っているであろうことをどんどん聞く
みんなも陸くんの声に耳をすます
みんなからしたらこんなチャンスなかなかないもんね
「可愛い感じの子だよ
その子が笑う姿が好きかな」
陸くんは微笑みながら衣生くんに答えた
可愛い感じの子…それって私じゃないよね?
私可愛くないし、普通の高校生だもん

