それを感じ取り陸くんの唇が離れる
「可愛いやつ…」
陸くんが私を見て微笑んでいた
私は恥ずかしくなって、顔が赤くなる
目には涙がたまる
「いじわる…っ」
陸くんに向かって睨む
「…それは反則だろ
もう一回したくなる」
「ん…っ!」
言葉の通り陸くんは甘くて激しいキスをした
「雛ってよく新見と話してるよな」
陸くんが聞いてくる
「春くん?
だって隣の席だし、話しかけてくれるから無視するわけにはいかないよ」
春くんは朝と帰りは必ず挨拶をしてくれる
隣の席だからね
陸くんが言うには春くんは私のことが気になってるらしい…
けど私からしたらそんなふうに見えない
だって春くん普通に他の子ともたくさん話してるから同じように接してくれてるんだと思ってるけど

