「とりあえず、空いてそうなところ行くか
 何か食べたいものとかある?」


ん〜…お腹空いてるからなんでもいいかも



「特にこれといったものはないかな?」

「そこの店行くか
 空いてそうだし」



陸くんが指差した場所はハンバーグ屋さん


「うん!おいしそう!」

「じゃあ、決まりだな」


私たちはお店に入る



「いらっしゃいませ、お好きな席へどうぞ」



店員さんが私たちに挨拶する

やっぱりお客さんはそこまでいないらしい



「よかったね」

「あぁ」



私たちは向かい合わせに座った


「雛、何にする?」


陸くんがメニュー表を開く


「ん〜どうしようかな…」



私は陸くんが開いてくれたメニュー表を覗き込む