私が好きになったのは芸能人?! 2


私もそろそろ教室出ようかな

ここにいても人が多くて疲れちゃいそう…とりあえずあの教室に行って時間潰そう


私は席から立ち上がり、あの教室に向かう


あの教室とはTURRYのメンバーのために学校側が用意した誰も使っていない教室

私でさえも知らなかった、だから誰もくることはない




ガラッ


私は扉を開ける

窓側に人がいるのが分かった




「陸くん?」


私は声をかける


「あれ?雛?どうした?」


陸くんが私の声を聞いて顔を上げ、不思議そうな顔をしていた


「音を待つ間、ここで待ってようと思って…入って大丈夫?」


私は一応陸くんに聞いてみる


「いいに決まってんだろ、おいで」



陸くんが腕を広げて優しい笑みを浮かべる




私は扉を閉め、カバンとカメラを机の上に置き、床に座っている陸くんのところまで歩いていく




「陸くんはどうしてここにいるの?帰ったと思ってた」


私は陸くんの足の間に座り聞いてみた


だって家に帰るって言ってたからここにいるとは思わなかったよ