真っ白な世界。

生きていれば、

いつか沖田さんに会えるのだから。

こんな人達にも感謝する意味はある。

だって沖田さんに

出会うために私は17年間

この世界にいたんだと思えるから。

部屋を飛び出すと薄暗い通路に出た。

棒がころがっていて

丁度よさそうだと思って

握りしめた。

「おい、逃がすなっ!」

一体ここには何人いるんだろう。

教えてもらったことを

思い出し力を込めた。

けど····やっぱりだめだなぁ。

多すぎる。沖田さんみたいには

到底できない。