真っ白な世界。

ふらつく足で

支えられながらも

ゆっくりとゆっくりと歩く。

まゆきさんがいつかいなくなる。

それがいつなのかまゆきさんも

分からなかった。

だからこそ

一日一日を大切に過ごしている。

「壬生寺····まゆきさんと

初めて出会った場所ですね」

「あの出会いが

私の人生を変えてくれたんですよ」

隣にいる彼女に微笑むと

微笑み返してくれるようになった。

2人で壬生寺で休憩をした。

いつも平助達に邪魔されていたのに

新さん達は今日

家族に別れを告げに行っていた。

おかげで2人で過ごせている。

私は幸せなのかもしれない。

隣に彼女がいてくれるのだから。