真っ白な世界。

ひと月経つ頃に

まゆきさんはかなり

刀の使い方が上手くなった。

ないよりは····という範囲ではあるが

それはまゆきさんの

確かな成長だ。

「沖田さん、稽古しましょう」

力を身につけるのが

面白くなったのか

彼女は積極的になった。

「えぇ···」

私の身体は

あまり動かなくなって

いってしまっていたが

まゆきさんには

知られたくなかった。