真っ白な世界。


彼女を守るために

私は鬼にならなければならない。

1人にさせてしまうのだから。

「まゆきさん、

刀を持ちましょう」

「···どうしてですか?」

「いざというとき、

自分の身を守るためです」

涙で目が腫れてしまっている。

それでも残された時間は短い。

「沖田さんがいるのに?」

「私がその場にいない時、

あなたを守るためです」

まゆきさんは突然のことに

不思議に感じながらも

納得し、頷いた。