真っ白な世界。

急いで駆け寄ると

顔を斜めに斬られていた。

血が止まらないとひと目でわかるほど。

もっとはやく、

ここに来ていれば、

平助を助けれたのに。

あの時刀を握れれば·····

自分の病気が嫌になる。

「平助····、まって今助けるから」

「や、めろそんなこ···」

こんな傷を追えばまゆきさんが

死んでしまう。

それに死ななかったとしても

好きな人に自分の

身代わりになってもらうなど·····

平助は望んでいない。