真っ白な世界。


その後色々尋問が続いて

解放して貰えた時には

空の随分高いところまで

月が登った後だった。

もうまゆきさんは

夢の中ですね。

部屋へはいると

気持ちよさそうな寝息が

静かに聞こえてくる。

こんなことでさえ愛おしい。

「こほっ····」

珍しく咳が出る。

水でも飲んで寝るとしよう。

井戸へ行き水を汲んで飲んでいると

更に咳が止まらなくなった。

「風邪ですかね····」

拗らせてまゆきさんを

心配させないようにしなければ。