真っ白な世界。

この目を見つめてしまえば

私の完敗だ。

覚悟を決めねば。

「まゆきさん⋯

私はあなたのことを好いています」


まるで時間が止まっているかのようだ。

まゆきさんの柔らかい髪が

風に揺らされていて

なんとも美しい。


「お互い好きだとどうなるのですか?」


「それは·····」


純粋に聞かれると困りますねぇ。


「前のようにここを重ねたり·····?」


唇を指で当たるととても柔らかく

あの日を思い出してしまう。

彼女の頬が

紅く染まっているように見えるのは

気のせいだろうか。