真っ白な世界。

「お願いです····。

私に嘘をつかないと

約束してください。

もう勝手に消えて

いなくならないでください。」

裾をきゅっと握る彼女に

私は後悔した。

怖い思いをさせたくないと思ってきたが

それは私の自己満足だったのだ。

彼女は私がいなくなることを

怖いと感じてくれる。

「約束します。」

ならばまずは治さねばと、

私は布団に入った。

嘘をつくことが出来ないのならば

今は治すことを優先せねば。