真っ白な世界。

「“こいびと”のことは

また少しづつ教えてくださいね?

“世界”を教えてくれた時みたいに。」

「あまりそういう事は

言わない方がいいです。

⋯我慢が効かなくなるので。」

「今日からまたそばにいてくれますか?」

「勿論·····!」

答えると嬉しそうに私の手を握った。

細くて弱い手だ。

もう二度と傷つけないように

鍛錬も怠らないようにしよう。

「すんません、どあほが来てますやろ?」

水を差してきたのは山崎さんだった。