真っ白な世界。


瞳は潤んでいて

今にも零れ出しそうだ。

そんなにも怖がらせてしまったか?

「無事で良かったです····。」

まゆきさんの言葉に私は困惑した。

私の袖を弱く掴む彼女に

ひとつだけ質問をすることにした。

「怖く····ないのですか?」

「·····?」

少し首を傾けるまゆきさんの

表情には恐怖心は無さそうだ。

「私のことです。」

「·····守ってくれたのに?」