真っ白な世界。


山崎さんは私の体の傷を

見ながら話を続けた。

「泣き叫んで手をつけられんかったとか。」

まゆきさんが泣いた?

「外で永倉さんと藤堂さんが

待ってらっしゃるんで

聞いてみるといい思いますー。

女性の心の傷は治せませんから

本当に安静にしとかんと

一生、動かれませんで。 」

最後の言葉は釘を刺された気分だ。

私が一生動けなければ

まゆきさんが傷ついてしまう。

だから安静にしろということか。