真っ白な世界。

「まゆきさんには

お母さんがいないのですか?」

「私には家族はいません。」

あまり人に話していないから

少し話すのを戸惑った。

でも斎藤さんは

そんなことは気にしなかった。

そして障子を開けて

月を見上げた。

今日は月が綺麗だ。

「私は構いませんよ。

貴方のお母さんでも。」

どういう意味だろう。