真っ白な世界。

「お守りできず、

申し訳ありません·····。」

まゆきさんは

首を横に振った。

「そろそろ戻った方が

良いかもしれませんね。」

あまり時間は無い。

私はまゆきさんに

帰るように促した。

すると私の裾を掴んで

小さく呟いた。

「·····女って気づかれたかもしれません。」

私は最初から気づいていた。