それ行け、ぽっくん!!

「優しーいねー」

ボクは二人の雰囲気に酔いそうで…

これまた、たまらん!!

「あのなあ、さすがに防寒着がないと寒いよ、今の時期」

にーさんはボクの額を人差し指で突いた。



「尚志と同い年ということはオレとも同い年だな。
塩野 環です、ヨロシク」

塩野さんが挨拶をしてニッと笑った。

ねーさんも笑って頭を下げる。



そうだ、塩野さんも同い年…

仲良くするのを見ると…

なんかショック…?

あれ!?

なんで、ボクがこんなに切なくなるんだ???

思わず、ねーさんを見つめて、すぐに塩野さんを見つめた。



塩野さんは『何見てんの?』と、怪訝そうにボクを見つめた。



う…