「今日一緒に帰れるー?」



いつも通りの帰り道。




剣道部の私と卓球部の蒼が一緒に帰るようになったのはいつからだろう。



私と蒼は一度もクラスが同じになったことが無い。




なのに何故か意気投合をしすごく仲良くなった。



愛くるしく子犬のような彼に心を奪われるのはそう遅くはなかった。



気づいたら目で追っていて、恋していた。




でも、それに気づくのが遅すぎたかもしれない。