携帯にアナタのアドレスも、番号も残っているのです。


葬儀に参列出来ていないワタシは
アナタの亡骸を見ていないのですから

本当に死んだのか実感出来ていないのです。

頭の片隅でまだ生きているのではと考えるのです。


けれど、アナタからの電話も、メールも届かないのです。

ワタシから電話もメールもしないのは、繋がらない恐怖をどこかで考えているのです。


今も考えているのです。
アナタの死が頭のなかで、ふわふわと固まらずに…。