寡黙なトキくんの甘い溺愛


「で?合格発表の日に、私たちの何の会話を聞いたの?」



相条さんが話を変える。そういえば、そんな話もしていたか。

言ってもいいものか……倉掛さんをチラリと見る。すると、皆への説明が終わった大橋と倉掛さんが、壇上から降りてなにかを話している。

いや、話しているだけならいいけど……大橋が倉掛さんの頭や鼻を触っている。それに、顔を近づけて内緒話をしている。

何を言ったか知らないけど、倉掛さんは赤くなったり、真顔になったりして……。



「困ってる……」

「え?なんか言った?」

「いや……。

二人の何の話を聞いたかは、まだ内緒にしとく」

「え~」