寡黙なトキくんの甘い溺愛


「クラス対抗のドッチボールがあるの知ってた?」

「へ?なにそれ?ドッチボール?」

「そうそう。何でも極秘事項らしいよ。直前まで内緒にしてて、公表した時の一年の反応を先生が楽しむんだって」

「発想が小学生だね……」



「まあ楽しみだよね~」と言うしずかちゃんは、中学時代にチアリーディング部に入るくらい運動が出来るから羨ましい。

対して、私は……



「あーその日だけでも運動神経がよくならないかなぁ」

「逃げればいいだけだから楽勝でしょ」

「出来たら苦労しないよ~……あ!いい事を思いついた!」



パンと手を叩く。しずかちゃんは「なに?」と荷造りをしながら答えた。



「ハチマキ作ったら盛り上がらないかなぁ?クラス皆の分!」

「はあ!?」