「トキくんには、もう少ししっかりしてほしいところだけど……でも、純粋無垢は純粋無垢同士がお似合いなのかもしれないわね。余計なアドバイスをしちゃってたな」
「いいんじゃない?純粋者同士を野放しにしてたら、何するか分かんないでしょ。時には手綱を握っていてあげないと、道に迷っちゃうんじゃないかな」
「私らは奴らの親か」
相条さんが困ったように笑う横で、大橋が「うーん」と何やら考えている。相条さんが不思議に思って首をかしげると、それを見ていた大橋が「うん」と笑顔で頷いた。
「しずかちゃんが俺の奥さんかぁ。うん、良いかも!」
「だから、チャラい。そういうのがなければ、私も大橋を推せるのになぁ」
「……え、今のほんと?」
驚いた顔をした大橋に、相条さんがニコリと笑う。その顔に魅せられて、心臓がバクバクしている男が一人。
「さっきの言葉、忘れないでよね相条さん!」
「はいはい、話半分で覚えとくー」



