寡黙なトキくんの甘い溺愛


物思いにふけていると、さっきまでしょぼくれていた相条さんが「大体トキくんねぇ」と俺を指さす。



「砂那に対して消極的すぎ!なんでそんなにかっこよくなったのに、グイグイいかないの!?もっと砂那を引っ張ってよ!砂那のことを早く振り向かせて、彼女にでもなんでもしちゃいなさいよ。どんなけ告白まがいな事を言っても、知らない間にキスしても、きちんと目を見て”好き”って言わないと、何も変わらないんだからね?」


「……」
「は……はぁ!?」



一瞬にして気を失いそうな俺と、そして怒りの目で俺を見る大橋。相条さんの言葉に情報が多すぎてまとまらない。どんな公開処刑なんだ、これは……。