寡黙なトキくんの甘い溺愛


「いくらイケメンで部活でもエースと言われる俺でも、サイボーグじゃないからね?きちんと傷つくからね。むしろ傷つきやすい方だからね?俺は」

「……だから謝ってるだろ」

「どこが!いつ!?むしろ逆でしょ。その大きな態度をいますぐ改めてよね」



ふんと鼻を鳴らした大橋。相当怒っている……まあ、無理もないか。俺がしたことは無遠慮だった……確かに、そうだ。だけど――



「その……悪かった。ラーメンを一緒に食べたお前との間に、遠慮はいらないかと……勘違いしてた」

「……え、う、うん……なんか、調子狂うなぁ。ねえトキくん。君が友達経験ゼロなのは知ってるから、分からない事があったら俺に相談してよ」

「友達はゼロじゃない。少なくとも一人はいた」

「それは、もうゼロと同じだから」



全然違うのに――と反論したい俺の肩を、大橋がガッと自身の腕を回す。