寡黙なトキくんの甘い溺愛



「(正論すぎて、言い返せない……)」


しずかちゃんは長年の友人なだけあって、腹を割って話せる仲。しかも彼女自身が竹を割ったような性格なので、私を叱ってくれる姿は、お母さんとさえ思えてくる。

だから、トキくんの事がちょいちょ悪く言われても、それはあまり気にならない。全然気にしてないよって言ったら嘘になるけど、しずかちゃんの心配は痛いほど分かるから。


しずかちゃんは優しい。優しいからこそ、私を保てない私を、叱らないといけない。


しっかり前を見て歩けと、いつも叱咤激励しないといけないしずかちゃんに、何度心の中で謝ったか分からない。

だけど、そんな彼女に依存してしまう私は、かなりの甘ん坊なのだと……今日も反省している。



「私自身が頑張って、自分の殻を破らないといけないよね?」