寡黙なトキくんの甘い溺愛


「(トキくん、カッコよすぎるよ……)」



私はトキくんが好き。だけどその理由は、試験の時の恩人だからとか、初恋の人だからとか、顔が好きだからって訳じゃない。

今のトキくんを、好きになったの。トキくんの優しい中身を、好きになったの。



「(きっと、どうあがいても、私はトキくんを好きになる運命だったんだよね……)」



実感する。痛感する。

私は、トキくんの魅力を痛いほど知ってるから。

こんなにも優しいトキくんに、私は心の底から惹かれてるって……。だって、顔を見ただけで、姿を見ただけで、こんなにも胸が高鳴る。

何度だって彼への恋心を、本能から思い知らされる。

私の中の好きって気持ち、トキくんに伝わってないかな……。



「(トキくんを見るとブワッて、気持ちが溢れるから……漏れてないか心配になる……っ)」