「ごめんなさいでしょ?」という砂那の言葉に、素直に「ごめんなさい」と謝るアオ。
あまりに素直に謝るアオに面食らった大橋が「お、おう」と返事をした時に、新たにプールに人が入ってきた。
相条さんだ。
「おっまたー!
って、あれ?アオじゃん。なんでここにいるの?」
それだけ言って、俺らを順番に見る相条さん。そして各々の表情から何かを把握したのか「ひと悶着終わった後?」と笑った。
その口ぶりからして、どうやらアオとやらの特徴は知っているらしい。同じ塾って言ってたしな。
「アオ~久しぶり。相変わらず砂那にべったりだね」
「あ、相変わらず!?」大橋が瞳孔を開く。相条さんは気にせず答えた。
「そうだよーアオって昔はひょろくて塾でもいじめられっ子だったんだけど、砂那が柔道を進めてさー。これが天賦の才なのか、めきめき上達してね。それからは負け知らずよ。だからアオも、砂那は自分の恩人だと思ってて、それ以来ずっと懐いてんのよー」



