「お前の事嫌いだけど、砂那の事を好きなお前は……そんなに嫌いじゃない」
「え、なんで?恋のライバルだろ?なんで嫌わないんだよ」
「だって……砂那の魅力にきちんと気づいてるってことだろ?そこに気づいて、惹かれたっていうことは、お前はまともな人間なんだなって」
「え、褒められてるよね?ポジティブに受け取っていいんだよね?」
「……好きにしろ」
すると、プールの入り口からガチャリと音がする。入ってきたのは、砂那だ。
俺たちを見つけてぴょんぴょん跳ねて、嬉しそうに笑っている。
あぁ……可愛いなぁ……。
「砂那に魅力に気づいた人は、誰だって惚れるよ」
「……トキくんって、砂那ちゃんの事になると、よく喋るよね」
「(ムカッ)」



