「真面目にって……好きなタイプ聞くことに真面目も不真面目もあるの?」
「チャラ男ではないと言いたい!」
「会って三分も経たない内に、そういう事を聞いてくる男を、世の中ではチャラ男といいます」
「そんな~」
ガッカリしている大橋くんを見事にスルーして「ね、砂那」と、私に相槌を求めるしずかちゃん。
どう返事をしたらいいか困って笑った、その時だった。
「いざと言うときに頼りになるカッコいい人――でしょ」
「へ?」
「好きなタイプ」
私の後ろから声が聞こえる。
振り向くと、そこには、
「久しぶり――倉掛さん」
静かな雰囲気に負けない、整った顔が目立つ、男の人がいた。



