寡黙なトキくんの甘い溺愛


「か、かわいい!」



今まで黒一色だった髪ゴムが、キラキラしたビーズがついた可愛いゴムに変身してる!

素敵、キレイ!



「これ……なんでっ?」

「助けてくれたお礼。と、あと……俺へのご褒美かな」

「ご褒美?」

「これをつけてくれた倉掛さんが見たくて……」

「それ、ご褒美になる……?」

「うん……すごく可愛い」

「(あぁ、また!)」



トキくんのド直球な言葉。

いつ聞いても慣れないけど……でも、そう言ってくれるのは素直に嬉しい。



「(私、またドキッてしちゃった……)」



私の初恋は終わったはずなのに、あと何回トキめくんだろう。

未練がましいな、私……。



「あ、ここなの。私の家」

「分かった、じゃあ、また明日」

「うん」