「もう謝らないでいいよ!」

お父さん「ごめんっ!」

「だからっ、もう謝らなくて」


お父さん「でもっ、」



あたしの声を遮るように言った


お父さん「前と同じ学校にしといたからっ。あと、今回で転勤は最後になるっ」


お父さんは少し興奮気味に言った。


「「……んっっ?!」」


楓「前と同じ学校って…」


お父さん「楓は翌檜(あすなろ)中学で、桜は繁縷(はこべ)ヶ丘高校に、戻るんだ。」


「「……えーーっ?!」」


ほんとにっっ??


楓「マジでっ?」


お父さんが喋らずにこくんっと反応した

あたしと楓はお互いを見た

「「……っやっったーー!!」」