【コミカライズ決定】王太子妃候補クララの恋愛事情~政略結婚なんてお断りします~

「嘘……本当に、それで良いの?」

「もちろん。大事なのは王太子の地位じゃない。クララと一緒なら何だってできる。そうだろう?」


 コーエンの問い掛けに、クララは肩を震わせる。それからグッと背伸びをし、コーエンの唇を塞いだ。


「コーエン……わたし、すごく寂しかった」


 抱き締め、抱き締められる。コーエンは片手でクララを撫でながら、腕にグッと力を込めた。


「俺も。……好きだよ、クララ。クララが好きだ。絶対、放さないから」


 コーエンが愛し気にクララを見つめる。二人は微笑み合い、もう一度唇を重ねたのだった。