「チャイム鳴ったら、ちゃんと起こせよ」 宙(そら)くんはそう言うと、私を抱き締めたまま両目を閉じる。 体中が熱い。 このままじゃ私の心臓が持たない。 だから、早くチャイム、鳴って。 ……え? 宙(そら)くんに頭撫でられ…。 宙(そら)くん、まだ寝てない!? ど、どうしよう。 撫でられるの、心地よくて…うとうとしてきちゃった…。 眠らせないで…欲しい…のに……。 私は両目を静かに閉じた。