最強総長は姫を眠らせない。🌹



 翌日の夜はあかりちゃんの家に集まってクリスマスタコパして、
 12月24日の18時。黒のハーフコート姿の私は(そら)くんのバイクの後ろに乗り、20分かけて埠頭に辿り着いた。

 クリスマスツリーは白い星がたくさん飾られ、ゴールドとシルバー色にピカピカと点滅している。

 夕食はこのクリスマスツリーを堪能するため、先に部屋で(そら)くんとほかほかチキンとビーフに、雪の結晶形のチョコとホワイトチョコが乗っかった雪をイメージしたクリスマスケーキを食べて済ませてきた。

 私はヘルメットのシールドを上げると、クリスマスツリーがよりはっきりと見える。
「クリスマスツリー綺麗…」

 だけど……、なんかガラの悪い人達が周りに集まってる気がする……。

「…ねぇ(そら)くん、ここ大丈夫なの?」

「あぁ。周りの奴ら全員族だからな」

 えぇ!?
 全員族!?!?

「ここ、族達の穴場スポット。だけど心配ねぇ」
「イチャつきに来てるだけだから」

 黒のパーカージャケット姿の(そら)くんがそう言うと、
 突然、悪魔が降臨したような物凄いバイクの爆音が鳴り響いた。

 私達はびくつく。