「コラ、そこで何をしている!」
黒のジャージを着た瞳の色はハッキリとせずぼんやりとした感じのクールな男性が声を荒げる。
「チッ、室星か」
え、あれが琉くんの担任の先生!?
かっこいい。
私は琉くんに手を掴まれ、走って逃げる。
「冬休みなのに先生いるんだね」
「お前のとこはもう冬休みなんだな」
「ウチの高校は24日に終業式で25日から冬休みだ」
そうなんだ…。
私はふと前を見ると立ち入り禁止が貼られた階段があった。
「ここ、上がるの? 立ち入り禁止…」
「は?」
「校外学習の時は立ち入り禁止区域に入って」
「今日も不法侵入しといて今更何言ってんだよ」
確かに今更感……。
私達は階段を上がっていく。
すると屋上に繋がる扉の前に着いた。
琉くんはコートから鍵を取り出す。
「琉くん、なんで鍵…」
「職員室から盗んできた」
えぇ!?
「ウチの高校盗難多いし、こんくれぇたいした事じゃねぇ」
琉くんは鍵で扉を開ける。
バキッ、ガチャッ。
ん?



