最強総長は姫を眠らせない。🌹


「別れないしならないよ」
「24日の夜にデートして、そのまま(そら)くんと逃亡するから」

 あかりちゃんは両目を見開く。
「え、ゆきのん、この家出てくの!?」

「うん、さっき話し合って…約束の日が過ぎるまでかな…」

「そっか、そこまで決意してるなら」
鬼雪(おにゆき)の姫は引退しなきゃだな」

「え?」

美青(みお)ちゃん引退って?」

 あかりちゃんと私が問いかける。

「ふたりとも心配しないで、鬼雪(おにゆき)は辞めないから」
「実は(しゅん)にデート誘われててさ、そろそろ前向こうかなって」
「あかりは耀(よう)とデートするんでしょ?」

「うん」

 そうなんだ…ふたりとも上手くいくといいなぁ…。

「12月13日、(そら)の誕生日じゃん?」
「夜の集会もあるしその日に引退するね」
「ちょっぴり嫌がらせのつもりで笑」

美青(みお)…」
 あかりちゃんは苦笑いする。

「そういう訳だからさ、雪乃(ゆきの)、後の姫よろしく」

「ゆきのん、幸せでいて」

 あぁ、もう。
 涙止まらないや。

美青(みお)ちゃん」
「あかりちゃん」
「ありがとう」