「別れないしならないよ」
「24日の夜にデートして、そのまま宙くんと逃亡するから」
あかりちゃんは両目を見開く。
「え、ゆきのん、この家出てくの!?」
「うん、さっき話し合って…約束の日が過ぎるまでかな…」
「そっか、そこまで決意してるなら」
「鬼雪の姫は引退しなきゃだな」
「え?」
「美青ちゃん引退って?」
あかりちゃんと私が問いかける。
「ふたりとも心配しないで、鬼雪は辞めないから」
「実は春にデート誘われててさ、そろそろ前向こうかなって」
「あかりは耀とデートするんでしょ?」
「うん」
そうなんだ…ふたりとも上手くいくといいなぁ…。
「12月13日、宙の誕生日じゃん?」
「夜の集会もあるしその日に引退するね」
「ちょっぴり嫌がらせのつもりで笑」
「美青…」
あかりちゃんは苦笑いする。
「そういう訳だからさ、雪乃、後の姫よろしく」
「ゆきのん、幸せでいて」
あぁ、もう。
涙止まらないや。
「美青ちゃん」
「あかりちゃん」
「ありがとう」



