枕元のスマホが鳴ると宙くんはスマホの画面をチラ見する。
「あ、宙くん、電話出たら…」
グイッ。
右腕を引っ張られ、隣に寝かされた。
!?
「宙くん…電話…」
宙くんに唇を塞がれる。
深くて甘いキスに翻弄されて……、
こっちが甘やかされてるみたい。
電話が切れた。
宙くんは唇を離す。
「解熱剤飲んだし、このまま寝とくわ」
え、私が解熱剤!?!?
「さっき、寝る前に解熱剤飲んだよね…?」
「雪乃のが効く」
なんか恥ずかしい…。
宙くんの熱、早く下がるといいなぁ…。
「宙くん、電話出なくて良かったの?」
「あぁ、間違え電話だから」
ねぇ、宙くん、
間違え電話なのに、どうしてそんな切なげなの?
「…雪乃、24日の夜にデートしねぇか?」
「する!」
けど、その後は?
「じゃあ、そのまま約束の日が過ぎるまで逃亡な」
宙くんは私の頭をぽんぽんする。
「うん、どこまでも連れていって」



