「1時間くらいかけてここまで来て仲間とこの地域のトップ3の族潰してきたら偶然お前を見かけて」 「ちなみに俺達はまだ全国トップ2だけどな」 「一人で何やってんだよ」 「眠れなくてジュースを買いに…」 「それだけ?」 「少しだけ右の頬腫れてる」 私の両目が潤む。 なんで、気づいちゃうの? 「お袋にやられたのか?」 「…助けてくれてありがとう。私、帰るね」 「どこに?」 「……どこだろ」 宙(そら)くんは私を前から抱き締める。 懐かしい香りがして、涙が止まらなかった。